パスタを茹でている間に

村上春樹作品を考察しているブログです。著者の著作一覧はホーム(サイトマップ)をご確認ください。過去の考察記事一覧もホーム(サイトマップ)をご確認ください♪

村上春樹の『二重メタファー』 二重構造の認識システム

二重構造の概念メタファー

結論 村上春樹の『二重メタファー』とは、人間が生物として生得的に備えていた認識システムを、新たに獲得した「社会で共有する認識システム」で覆い隠してしまったために生じた弊害を指しています。

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考察・村上春樹著『偶然の旅人』 昼間の打ち上げ花火は見えない

 短編集「東京奇譚集」より、『偶然の旅人』を考察します。本作ではとても珍しく、著者本人が冒頭で登場し、「フィクションではなく、実際に本人から聞いた話だ」と断りを入れてから、話が進められます。
 村上春樹作品には、中性的なキャラクターが良く登場します。本作は調律師をしているゲイの男性のお話です。

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🔍️ 「村上春樹 気持ち悪い」 で検索!

 最近になって、ごく数件ではありますが、Bing検索からの流入を確認できました。結構新しい記事もクリックしてくれているようでとても嬉しいです。

 気になったのが、「村上春樹 気持ち悪い」というキーワードの検索でインプレッション数が伸びていることでした。(クリックはゼロです。)

なので、著者の「気持ち悪さ」について考えてみようと思います。 

 

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